美術 小沢道成 / 衣裳・美術協力 山本貴愛 / 照明 南香織 / 写真 moco
EPOCH MAN 二人芝居「オーレリアンの兄妹」2021年8月/下北沢 駅前劇場
 
当初は木材で作る予定だったのだが、木材高騰により発泡スチロールを使用して発注。開演前は、観客席との間に〝壁〟が出来ており、開演すると真ん中で分かれ2つに開いていく。台形の形で止まり家となる。あらゆる箇所に扉や棚の仕掛けを設置。物語に登場するキッチン・冷蔵庫・電子レンジ・クローゼットなどが人物によって開けられ、または、自動的に開いたりする。下手奥に設置した窓は、宙に浮くように設置し、物語の中盤から雨が流れるという仕掛け。〝おかしな家〟という物語設定なので、宙に浮いた窓から雨が流れたり、壁だと思われた箇所が開いたり、その壁自体が動いたりするプラン。床面は、稽古場で木目調のポンリウムを使用していたのだが、壁の装飾をレンガ調にしたことから、木目調の床面との相性が悪く、劇場からは黒のリノリウムを使用。黒の床面にすることで、より壁が際立ち、人物たちも浮かび上がるようになった。